看護部
看護部長 山口 智子
私たちの病院は「手」に特化した専門病院です。病床は50床と小規模ではありますが、入院する方のほとんどが手術目的で、年間3000件近い手術を行っています。
緊急患者の受け入れなどで忙しい日もありますが、私たちは常に患者さんに寄り添い、「私だったら、私の家族だったらどんな看護を受けたいか」考えて行動するよう心がけています。そして、手外科の看護師としてのスキルアップを常に頭に置き、自ら考え、気づき、行動する看護師を目指しています。
看護部理念
私たち看護職員は、新潟手の外科研究所病院の理念・方針に則り個々の役割と責任を果たし、患者さんのQOL向上を目指した質の高い看護を提供します。
看護部基本方針
- 病院の理念・基本方針に沿った良質な看護を実践します
- 患者さんの目線に立ち、尊厳と安全を守り、優しさと思いやりのある看護を実践します
- 豊かな人間性を養い、専門職として自己の能力開発に努めます
看護体制
看護提供方式 固定チーム継続受持ち制
看護配置 10:1
看護師の勤務体制 病 棟 2交代制
手術室 日勤、遅番、オンコール体制
看護部教育と支援体制
教育理念
専門職業人として自律し、高い専門知識と確かな技術で信頼される看護を提供できる看護職員を育成します
教育目標
- 1.根拠に基づいて看護を実践できる看護師を育成する
- 2.主体的に問題解決に取り組むことができる看護師を育成する
- 3.相手の立場を理解し、思いやりを持った、人間性豊かな看護師を育成する
めざす看護師像
- ・専門職業人としてエビデンスに基づいた看護実践ができる看護師
- ・主体的に学習し向上することができる看護師
- ・倫理観を持ち、看護に対する役割と自覚を持った看護師
- ・感じて、考えて、行動できる看護師
自己成長のための概念図
新人看護師からエキスパートナースへと段階を踏んで臨床看護実践能力を育成するシステムをとりいれています。
研修内容
- 院内研修
- クリニカルラダー別研修
ナーシングスキルを活用した研修
全体研修 - 院外研修
- 日本看護協会・新潟県看護協会研修受講
各種専門研修受講
新人看護職支援体制(プリセプターシップ)
少しだけ先輩の看護師が仕事の仕方、学習方法、悩み等の精神的なサポートを行い、チーム全体で新人看護師を支える方法をとっています。
新人看護職研修体制
厚生労働省の新人看護職研修ガイドラインに準じて実施しています。
看護部の様子
先輩からのメッセージ
私はこの病院が開院の時に准看護師として就職しましたが、以前より正看護師を目指したいという思いもあり、一念発起し進学を決意しました。仕事と家事、育児をしながらの進学には不安しかありませんでしたが、周囲の配慮や温かい対応により、無事に正看護師の資格を取得することができました。
周りに子育て中のスタッフも多く、時に子育ての情報共有もしつつ、家族の協力のもと働き続けることができています。
私は現在病棟で勤務していますが、患者さんの抱える不安や痛みに寄り添い、安心して過ごせるような関わりを心掛けています。また、多種多様な疾患を理解し、疾患に合った看護が提供できるよう、これからも日々学ぶ気持ちを忘れずに精進していきたいと思っています。
私はこの病院に勤務して3年目になります。新卒で入職し、最初は分からない事ばかりで不安でしたが、先輩方のサポートもあり、今は病棟業務だけでなく、救急外来業務の習得に向けてステップアップを目指しています。
手外科という特殊な分野ではありますが、専門的な知識を学ぶことができ、患者さんの日常に深く関われるということでやりがいを感じています。
手外科のエキスパートになれるように、また患者さんに寄り添い思いやりのある看護が提供できるよう、日々努力しています。